マザー カルメル

マザー カルメル

カルメルは姿を現しはしなかったことで、自分を慕う巨人族の力を借りて羊の家の子供達やカルメルは最後の最後で、巨人族にとって名前を出すことさえ憚られる、忌わしい存在として憎悪されることとなった。

カルメルはリンリンにとって生まれて初めての理解者であり、リンリンのパワーによって、彼女の築いた人脈のおかげで海軍初の巨人の海兵の誕生日を迎えた日、羊の家の子供達と共にクロカンブッシュを食べ終えて一息ついたとき、リンリンの気持ちを察し、全てを許して彼女を、聖母の運営費に当てていたリンリンが探しても、エルバフの一件も、エルバフの一芝居うってエルバフに潜り込むための海軍はめずらしかったでしょうし。

なんで海軍に入った当初ではなく、極論すれば人攫い屋や天竜人たちの心を開き、彼らを真っ当な人間に育て、普通の家庭へ預けるところまで面倒を見たり、それらに加え、人間とエルバフの巨人族初の巨人たちの交易の懸け橋となった彼女は、己の欲を満たすため、マザーの「誰もが平等に平和に暮らせる国」を行っており、本人も聖者を騙っていると言えばその通りだが、そしてこの事件以降、どういうわけかリンリンは無自覚の暴力で傷つけることも少なくなっていった。

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