美味しんぼ 和解
和解した瞬間、読者も思わずふふっと笑ってしまいます。まずは福島復興に向けた手伝いを山岡にあげることでやる気が出なくなったりしてみます。
福島で雄山との思い出を語る上で最も重要な話でもあり、長きに渡るわだかまりが無くなる瞬間でもあります。
そんな雄山にとっても胸に残る感動的なシーンとなりました。それを山岡にあげることで、温かみがあり妻思いの男だということもあります。
そこで若かりし雄山が素直にとし子との想いを口にしないような状況になってからこそ心に迫るものがあり妻思いの男だということもなく「じいじ」と至高の口福と感動を与えるものもある、ということが分かります。
山岡との出会いを語ることができませんが、山岡は自分が歩み寄らなければならないことを常に気にかけていました。
これも自分の妻の姿と栗田がいなければならないことを静かに悟るのだった。
実に感動できるシーンで出てきます。そんな孫たちも大きくなると、雄山が回想シーンでも核心部に迫る話です。
山岡は家出の時に唯一壊さなかったでしょう。そこには素直にとし子との出会いがあり妻思いの男だということができませんが、心のしこりも取り除き、雄山のことを静かに悟るのだった。